令和3年全員協議会での質疑

質問内容

枚方市駅周辺再整備における取り組み状況について

かとう治
 それでは、参考資料2、4)街区における新たな道路の必要性と事業手法の比較(案)について、お伺いします。
 御説明では、土地区画整理事業で実施する場合をA案、一般街路事業として実施する場合をB案とし、それぞれにおけるスケジュールと事業費を比較したものを整理され、その内容について御説明いただいたかと思います。
 その比較表における事業費の中で、A案の土地区画整理事業では、市収入として国費が約18.9億円、B案の一般街路事業では国費約10.5億円とされていますが、その違いはどのような要素なのかについて、お伺いします。

市駅周辺等まち活性化部長
 A案の土地区画整理事業の国費約18.9億円につきましては、市支出額の補助金欄に記載しております約37.7億円に対し、その半分を国費として計上しております。
 また、B案の一般街路事業では、市支出額の補助金欄に記載しております約41.9億円に対し、その4分の1を国費として計上しております。
 その違いの要素といたしましては、近年の国の補助金内示状況などを勘案し、計上したものでございます。

かとう治
 御答弁では、国費充当の考えとして、過去の国費配当率の実績から、一般街路事業では、国費対象事業費の約4分の1として、また、土地区画整理事業では、国費対象事業費の約2分の1で試算されているとお伺いしました。
 一般街路事業においては、これまでの実績から国費配当率が非常に厳しいということは、本市が取り組んでいる各種街路事業のこれまでの国費配当率から見ても一定理解いたしますが、土地区画整理事業については、国費対象事業費の約2分の1となる約18.9億円が、すなわち国費要望上限額を満額配当されるものとして示されています。
 気がかりなのが、土地区画整理事業として実施する場合、本当に国費満額が配当されるのか非常に懸念されるわけですが、この件について、既にほかの議員の質問により回答をいただいておりますので、これより要望とさせていただきます。
 土地区画整理事業での補助金については、この条件を前提に長期財政計画に反映しているとお伺いしておりますので、着実に国費が満額配当にて活用できるように、そのときにはしっかりと押さえにいっていただきたいと要望いたします。
 そして、長期財政の見通しについても、我が会派としては、コロナ禍の影響もあり、常に見直しが必要ではないかと思われ、現在提示している内容だけでは不安定な要素が多いのではないかと考えます。枚方市の負担にならぬよう、確実性の高い長期財政の見通しに向けて、引き続き丁寧な対策をお願いいたします。
 また、3)街区については、現場ではスケジュールに沿って着実に進んでいるようですが、この件については、これまでも幾度となく機会を通じ申し上げてきたことですが、周辺地区の中でも、新町地区において地域住民の方々が様々な意見を言われていることに対し、その対応策などについて一向に回答が示されないなど不安に感じておられます。しっかりと市民目線に立った回答を丁寧に行うなど、スピード感を持って対応していただきますよう要望いたします。
 また、参考資料2の4)街区における新たな道路の必要性について、4)街区の土地利用の促進が挙げられておられますが、その中で「4)街区及び川原町など周辺を含めた地価上昇が見込まれ、リノベーションや新たな土地・店舗の利用促進」と記されています。地価上昇という表現は楽観的であり、行政がここで使うべきではないと考えます。
 どうしても提示したいのであれば、例えば資産価値の向上などというように、表現に配慮した言い方にしたほうがよいのではと意見を申し上げ、私の質問を終了させていただきます。

※市議会での発言内容の要旨を項目ごとに整理して記載していますので、発言の全文については 枚方市議会の会議録 をご覧ください。

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